• TOP
  • コラム
  • 【簡単】布団のダニを退治する方法は?|家庭でできる予防方法もご紹介
  • ダニ対策

【簡単】布団のダニを退治する方法は?|家庭でできる予防方法もご紹介

【簡単】布団のダニを退治する方法は?|家庭でできる予防方法もご紹介

布団にいるダニを退治するにはどうすればよいのでしょうか。ダニ対策にはさまざまな方法があり、勘違いして実施すると無意味に終わってしまうこともあります。今回は家庭で簡単にできる布団のダニ対策として、「ダニ退治」と「ダニ予防」のやり方やポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ダニは厄介!ダニ対策を怠るとどうなる?

ダニは厄介!ダニ対策を怠るとどうなる?

ダニは人間にとって身近な害虫であり、家の中にいるのは珍しいことではありません。しかし、ダニ対策を一切しなくても問題ないというわけではありません。繁殖したダニを放置すると、被害を及ぼすことがあります。

まずは、ダニの種類と人への影響を押さえておきましょう。具体的な被害は、下記のようにダニの種類によって異なります。

人を刺すダニの被害を受けるとかゆくなることがありますし、ダニの死骸やフンはホコリと合わさって、ハウスダストの原因物質となる可能性があるので注意が必要です。

ツメダニ


ツメダニは、他のダニの死骸をエサとするため吸血はしませんが、人と接触すると間違って皮膚を刺すことがあり、かゆみを与えるダニです。 かゆみは刺された瞬間には感じず、刺されてから約6〜7時間後に現れるといわれています。体長は約0.7〜0.8mmと小さいため、肉眼での確認は困難です。

イエダニ


イエダニはネズミに寄生して吸血し、寄生先のネズミが死ぬとターゲットを人に変更し、皮膚を刺すダニです。刺されると、かゆみとはれが数日程度続きます。体長は約0.5〜1.0mmで、肉眼でも確認可能です。

チリダニ


チリダニは、家に生息するダニの7割以上を占めるといわれ、人間のフケやあかをエサとしています。体長は約0.2〜0.4mmと小さいため、肉眼での確認は困難です。
また、チリダニは人を刺しませんがツメダニのエサになるため、放置するとツメダニの繁殖を促してしまうことになります。

布団のダニ対策は2パターン

布団のダニ対策は2パターン

布団に潜むダニの対策方法は、退治と予防に分けられます。家庭でダニ対策を行うときは、どちらかではなく両者を組み合わせて行うことが大切です。

ダニを退治する

ダニ対策の一つ目のアプローチは、布団にいるダニを退治することです。ダニを死滅させて数を減らせば、当然ながらダニによる被害のリスクは少なくなります。ダニを退治するポイントは熱を加えることで、死滅に必要とされる温度は約50℃以上といわれています。

布団のダニを完全に退治するのは簡単ではない

ダニ退治によって被害のリスクを回避できる可能性があると説明しましたが、ダニ退治は簡単ではありません。というのも、ダニの生命力は凄まじく、しぶとく生き残るためです。

一例として、ダニはカギ状の爪を持っており繊維にしがみついて離さないため、布団を洗濯したり掃除機をかけたりしたぐらいでは退治できません。また、天日干ししてもダニを退治できるほどの温度にはならず、布団の奥に潜り込んでしまいます。

さらにダニは驚異的な繁殖力を誇るため、数匹のダニから雪だるま式に莫大な数へと増殖してしまうのです。

つまり、布団や部屋の中にいる全てのダニを完全に退治しようとするのは、あまり現実的ではないということになります。そこで大切なのが、ダニ退治だけでなく、ダニの繁殖を防ぐダニ予防も同時に行うことです。

ダニの繁殖を防ぐ

ダニの繁殖を防ぐには、ダニが好む環境を排除しましょう。ダニにとって快適で繁殖に適した条件は、以下の4つにまとめられます。

ダニが繁殖する条件

● 暖かい温度(20〜30℃)
● 高い湿度(65〜80%)
● 暗い場所
● 皮膚や髪の毛、ホコリなどのエサ

つまり、乾燥させて温度を下げ、清潔な状態の布団にすればダニの予防につながるといえるでしょう。

ダニ退治は簡単ではありませんが、すぐにでも取り組める簡単な方法もあり、継続することで効果を期待できます。退治と予防の両輪で取り組み、有効なダニ対策を目指しましょう。

家庭で簡単にできる!布団の【ダニ退治】

家庭で簡単にできる!布団の【ダニ退治】

ここからは、家庭でできる布団の簡単なダニ対策をご紹介します。まずは、簡単なダニ退治の方法です。

家庭でダニを完全に退治するのは困難ですが、できるだけ数を減らすことはできます。2つの簡単なダニ退治のやり方やポイントをチェックし、実践してみましょう。

 

方法@布団乾燥機+掃除機でダニを退治・除去する

布団乾燥機は、布団にいるダニを退治する簡単な方法のひとつです。布団の天日干しよりも高温状態になり、ダニが死滅しやすくなります。

布団乾燥機でダニ退治するときのポイントは、温風を逃さないように布団を重ねて隙間をなるべく少なくすることです。それから、布団乾燥機にダニ退治専用のモードがあれば活用しましょう。

布団乾燥機をかけてダニを退治した後は、掃除機をかけてダニの死骸やフンを除去することを忘れないように注意してください。布団乾燥機でせっかくダニを退治しても、死骸やフンを放置するとハウスダストの原因となる可能性があるためです。

 

方法A黒い布×天日干しで効果アップを狙う

布団の簡単なダニ退治の二つ目は、黒い布を使った天日干しです。ダニは20〜30℃の温度を好み、50℃以上になると死滅するといわれますが、天日干しだけではダニが死滅する温度に達しません。

そのため、日光を吸収しやすい「黒色」の布を布団にかけて天日干ししてみましょう。布団の温度が上がりやすくなるため、おすすめの方法です。

天日干しの後は掃除機をかけてダニの死骸やフンを吸引し、ハウスダストの原因となる物質を除去しましょう。

家庭で簡単にできる!布団の【ダニ予防】

家庭で簡単にできる!布団の【ダニ予防】

続いてご紹介するのは、ダニ退治と組み合わせて行いたい布団の簡単なダニ予防の方法です。特別な道具を必要とせず、家庭で簡単にできる方法を集めました。ぜひ、今日から早速実践してみましょう。

方法@布団や枕に掃除機をかける

掃除機がけはダニ退治の後だけでなく、ダニ予防として普段から定期的に行いたい方法の1つです。

髪の毛や皮脂、ダニの死骸などといったエサが少なくなると、ダニの繁殖を抑制できます。また、ダニの死骸を取り除くことは、ハウスダストの原因となる物質の除去としても有効です。

誰でもできる簡単な方法ですが、効果的にダニ予防をするためには、1㎡あたり30秒程度かけてゆっくりと掃除機をかけることが大切です。何度も往復する必要はありませんが、寝室全体をこまめに掃除することをおすすめします。

方法Aシーツやカバーを洗濯してダニのエサを取り除く

布団のシーツやカバーを洗濯すると、チリダニのエサとなる皮脂や髪の毛が除去でき、チリダニを食べるツメダニの繁殖予防につながります。

定期的に洗濯して布団を清潔に保ち、ダニが好む環境にならないようにしましょう。

方法B部屋をこまめに換気する

部屋の換気は、布団のダニ対策の中でも特に簡単な方法です。換気すると部屋全体の湿度が下がり、ダニが好むジメジメとした環境になるのを防げます。

方法C天日干しで布団を乾燥させる

天日干しはダニを死滅させる手段としては十分ではありませんが、布団を乾燥させてダニが暮らしにくい環境を作るのには有効です。晴れた日に布団を干すと布団内部の湿気が減り、ダニにとって居心地のよい環境ではなくなります。

布団に簡単に使えるダニ対策グッズもおすすめ

マットレスのダニ発生を予防する方法

ここまでは、簡単にできる基本的なダニ退治・予防方法についてご紹介してきましたが、ダニ対策は続けてこそ意味があります。 しかし、仕事や家事、育児で忙しいと継続が難しい場合もあるのではないでしょうか。そんなときは、便利で簡単なダニ対策グッズを活用しましょう。

生きているダニも死骸も逃さない

マットレスのダニ発生を予防する方法

〈ダニトリーゼ™〉は、簡単にダニ対策ができるチリダニ用捕獲シートです。布団やベッドに置くだけ・敷くだけ・挟むだけで、ツメダニのエサとなるチリダニを簡単に捕獲でき、ダニの死骸やフンもしっかりと絡め取ります。

1枚のシートで捕獲できるチリダニの数は、最大392,832匹※。誘引香料でチリダニをおびき寄せ、特許取得の5層構造によりダニを効果的に粘着捕獲します。誘引剤には食品添加物を使い、化学性防虫・殺虫成分が含まれていないため、子供やペットのいる家庭でのダニ対策としてもおすすめします。

子供部屋の布団やリビングのソファ、カーペットの下、ペットクッションの下などに設置し、簡単にお使いいただけるダニ対策グッズです。

※ダニ捕獲数の測定機関:株式会社ビオスタ(インテリアファブリックス性能評価協議会指定の試験機関)
※ダニ捕獲数は使用環境により効果は異なります。

オフシーズンの布団は防ダニタイプの収納袋へ

オフシーズンの布団は防ダニタイプの収納袋へ

冬用の毛布や夏用の肌掛け布団といった季節ものの布団を収納するなら、防ダニ効果が期待できる収納袋が簡単に対策できておすすめです。

内側の生地に防ダニ・抗菌防臭機能※がついており、湿気センサーが湿気を感知して、換気や陰干しのタイミングを色の変化でお知らせします。「忙しくてついオフシーズンの布団のお手入れを忘れてしまう」という方にも安心な機能です。

また、布団だけでなく衣類やバッグ、クッション、ラグなどの収納にも使えます。中身を簡単に確認できる窓フィルムがついており、用途別に収納することも可能です。衣替えや部屋の模様替えを簡単にしたい方にもぴったりな収納アイテムです。

※全ての菌や臭気に効果があるわけではありません。

オフシーズンの布団は防ダニタイプの収納袋へ

オフシーズンの布団は防ダニタイプの収納袋へ

なお、ダニ対策をしながら来客用の寝具をまとめて収納したい場合は、来客用布団が一式入る収納袋もあります。

「衣類や寝具が入る収納袋」よりサイズが大きいため、掛け布団・敷き布団・枕などの寝具一式をスッキリと収納可能。内側の生地は防ダニ・抗菌防臭機能※付きで、来客用布団のダニ対策にも安心です。

※全ての菌や臭気に効果があるわけではありません。

本当に有効?勘違いしやすいダニ対策Q&A

本当に有効?勘違いしやすいダニ対策Q&A

ダニ対策の退治と予防を混同したり、勘違いした対策を行ったりすると、期待した効果が得られないことがあります。今回ご紹介した簡単なダニ対策を効率よく続けていくために、勘違いしやすいダニ対策についてQ&Aでチェックしておきましょう。

布団を天日干しすれば全てのダニを退治できる?

残念ながら、布団の天日干しをするだけでは完全な退治にはなりません。ダニを死滅させるには約50℃以上の高温が必要ですが、天日干しをしてもそれほど温度が上がらないためです。

天日干しをしてダニを死滅させる場合は、布団内部の温度を上げるために、黒い布をかけてみるとよいかもしれません。

一方、予防としては有効です。天日干しして布団を乾燥させると、ダニにとって快適な環境ではなくなります。

布団たたきをすればダニ退治できる?

布団たたきを使って、強く布団をたたくのはおすすめしません。布団をたたくとダニが除去できるどころか、むしろダニが布団の奥深くへ入りこんだり、布団内部にあるダニの死骸を細かく粉砕したりする可能性があるためです。また、布団も傷んでしまいます。

ダニ予防をしたいなら、天日干しの後は布団をたたくよりも掃除機をかけましょう。布団たたきを使う場合は使い方に注意し、布団をたたくのではなく表面を軽くなでるようにしてホコリを払い落とします。

掃除機でダニを完全に除去できる?

掃除機で布団にいる全てのダニを取り除くのは簡単ではありません。ダニはカギ状の爪で布団の繊維にしがみつくため、生きているダニを掃除機だけで退治するのは困難です。

ただし、ダニの繁殖やハウスダストの予防としては有効で、掃除機を使うとダニの死骸やフンを簡単に吸引できます。

布団を洗濯すれば簡単にダニ退治できる?

洗濯で布団のダニを完全に退治するのも、簡単ではありません。ダニは水や洗剤に強く、衣類にしがみつき水流にも負けません。

ただし、ダニの死骸やフン、人のフケやあかなどを洗濯で取り除くことで、ダニの発生予防やハウスダストの原因物質の除去につながります。

まとめ:簡単な方法で布団のダニ対策を習慣化しよう

まとめ:簡単な方法で布団のダニ対策を習慣化しよう

ダニは簡単に繁殖し、一度減ってもすぐまた増えるので、退治と予防を組み合わせながらダニ対策を継続していくことが大切です。

ダニ対策を続けるために、日々の生活の負担にならない方法を選びましょう。簡単なダニ対策を暮らしに取り入れて、ダニ対策を習慣化してみてください。

今回紹介したアイテム

コラム一覧をみる
目次へ