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夏の電気代を節約する方法とは?| 注意点や無理なく快適に過ごせるコツをご紹介

夏の電気代を節約する方法とは?| 注意点や無理なく快適に過ごせるコツをご紹介

夏は冷房の使用頻度が高くなり電気代がかさみやすい時期なため、電気代の節約方法にお悩みの人も多いのではないでしょうか?実は、簡単な方法で夏の電気代を今より節約できます。

本記事では、夏の電気代を節約する方法をご紹介します。無理なく夏を過ごせるコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

夏の電気代の平均額はどれくらい?

夏の電気代の平均額はどれくらい?

夏は気温が高くなり、クーラーや扇風機などの冷房家電を頻繁に使用することが多くなるため、月々の電気代が気になる人は多いでしょう。

総務省統計局が発表している月ごとの全品目支出金額(2020年改定)によると、2023年度の電気代の平均額は6月で9,270円、7月で8,627円、暑さのピークを迎える8月は10,022円です。

なお、日本国内の各地方における2023年6月〜8月の電気代の平均は以下の表のとおりです。

2023年の各地方の1世帯当たりの電気代

夏に電気代が高くなる3つの家電

夏に電気代が高くなる3つの家電

夏の電気代に頭を抱える人は多いですが、節約方法を考える際には多くの電力を消費しやすい家電を知っておくことが大切です。

ここからは、夏の電気代が高くなる3つの家電について解説していきます。ぜひ夏の電気代の節約を考える際はチェックしてみましょう。

 

エアコン

夏の電気代が高くなる大きな要因となりやすいのが「エアコン」です。経済産業省が2022年6月に発表したデータによると、家庭における夏の電気の使用割合(19時頃)のうち、エアコンは38.3%と全家電のうち最も高い使用割合を占めています。

エアコンは、夏を快適に過ごすうえで必要不可欠な家電であるため、電気代が節約しにくい傾向にあります。

出典:経済産業省「夏季の省エネ・節電メニュー」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/pdf/setsudenmenu_katei02.pdf)

 

冷蔵庫

次に、夏の電気代が高くなる要因となりやすい家電は「冷蔵庫」です。経済産業省によると、夏の家庭における電気の使用割合において、冷蔵庫はエアコンと照明に次いで3番目に高い使用率となっています。

特に、夏場は気温の高さから冷却効果を維持するために温度調節機能によって多くの電力を消費する傾向にあります。

出典:経済産業省「夏季の省エネ・節電メニュー」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/pdf/setsudenmenu_katei02.pdf)

 

照明

「照明」は夏だけでなく季節を問わず、家庭において電気代がかさみやすい家電といえるでしょう。睡眠中や外出中などを除いて常時照明をつけっぱなしにしていることが多いことから、電気代が高くなりやすい傾向にあります。

加えて、日が落ちた夕方〜夜間での活動では、室内が暗くなることから日中よりも照明の明るさを上げる必要もあるため、特に電気代の節約が難しい家電のひとつといえるでしょう。

【エアコン編】夏の電気代を節約する方法

【エアコン編】夏の電気代を節約する方法

消費電力の割合が最も高いエアコンですが、家庭での使い方を少し変えるだけで電気代の節約につながります。ここからは、夏における電気の使用割合が最も高いとされる、エアコンの電気代の節約方法をご紹介します。

こまめにフィルター掃除をする

運転時間を問わず、夏にエアコンを使用する際にはこまめにフィルター掃除をするだけでも電気代の節約に効果的です。

エアコンには、外からホコリやゴミが内部へ入ってくるのを防止するためのフィルターが搭載されており、このフィルターにゴミが詰まるとエアコンの冷たい風が上手く放出されず、エアコンの運転効率が低下してしまいます。

目詰まりが酷いと、どれだけ設定温度を下げても涼しく感じにくくなる場合があります。夏にエアコンを使い始める前には、一度フィルターのお手入れを行いましょう。

使い始めてからも月に1〜2回程度の頻度でフィルターの目に詰まったホコリを取り除くことで、エアコンの運転効率を保てるため電気代の節約につながります。

風向きを調節する

エアコンの運転中には、風向きを調節することでも電気代の節約効果が期待できます。夏にエアコンを使う際には涼しい空気を逃さないように、部屋の窓を閉め切る人は多いでしょう。

しかし、窓を閉め切ると室内の空気が滞留するため、エアコンを使っても一部の部屋以外はあまり涼しくないと感じることが多くあります。

エアコンのルーバーの傾きを調節したり、扇風機やサーキュレーターを使ってエアコンの風を部屋全体に行き渡らせたりすれば、設定温度を下げることなく部屋全体を涼しくできるようになります。

日差しを遮断する

夏は日差しが強くなるため、窓からの直射日光によって室内温度が高くなる傾向があります。そこで、すだれや遮光カーテンで窓からの直射日光を遮ることで、エアコンの設定温度や室内温度をキープしやすくなります。

特にすだれは、直射日光を遮りながら隙間から風を通す特長があるため、すだれを取り付けて窓を開けておけば、日よけをしながら適度に換気できるでしょう。

日差しを遮断する

暑い夏の節電に適したすだれとしておすすめなのが、こちらの遮熱すだれです。和室・洋室のどちらにも溶け込む高級感のあるデザインを採用しています。

すだれのパイプにアルミを練り込むことで、遮熱性やUVカット率を高めているのが魅力です。エアコンの負荷を軽減し、家庭の電気代節約に貢献してくれるでしょう。

すだれは軽量のため、つけ外しが簡単です。水に強くてお手入れもしやすいため、リビングやお風呂場の窓などにも設置できます。

遮熱カーテン・のれんなどで部屋を仕切る

家庭におけるエアコンの電気代節約では、窓だけでなく遮熱カーテンやのれんなどで各部屋を仕切ることも効果的な方法です。一台のエアコンで全ての部屋を一気に冷やそうとすると、かなりの電力を消費してしまいます。

そこで、あらかじめ部屋を仕切っておき長時間滞在する部屋のみにエアコンの風が届くようにすれば、風が行き届きやすくなり運転効率が上がるため、暑い夏でも素早く部屋を冷やせるでしょう。

遮熱カーテン・のれんなどで部屋を仕切る

夏の電気代を節約するにあたっておすすめしたいのが遮熱のれん〈エコクール®〉です。クラレトレーディングの独自素材〈スペースマスター®〉UV糸を一部使用していることで、遮熱効果・UV効果・遮像効果を実現しています。

部屋の中に太陽の熱や紫外線を入りにくくするレース生地で、冷房の運転負荷を軽減するとともにフローリングや家具の日焼けも防げます。

高さは250cmと大きめで、ハサミで簡単にサイズ調整できるため、お部屋の広さや仕切り方に合わせてアレンジが可能です。

【冷蔵庫編】夏の電気代を節約する方法

【冷蔵庫編】夏の電気代を節約する方法

暑さで食品が傷みやすい夏だからこそ、冷蔵庫の消費電力削減はどうすればよいのか悩む人は多いでしょう。ここからは、家庭でできる冷蔵庫の電気代の節約方法をご紹介します。普段の生活でできる簡単な方法ばかりなので、ぜひ実践してみてください。

冷蔵庫の中身を整理整頓する

冷蔵庫の中身をこまめに整理整頓するだけでも、電気代の節約につながります。冷蔵庫に食品を詰め込みすぎていると庫内の冷たい空気が循環しにくくなるため、冷蔵庫に余計な負担がかかったり消費電力が高くなったりすることがあります。

庫内を整理整頓し、ものを入れるのは多くても庫内全体の7〜8割程度までにとどめることで、設定温度を下げなくても庫内に冷たい空気を効率よく循環させられるでしょう。

冷蔵庫の扉を開閉する回数・時間を見直す

冷蔵庫の扉を開閉する回数や時間を見直すのも、夏の電気代を節約する効果的な方法です。冷蔵庫の扉を開閉するたびに、庫内の冷たい空気は外へ逃げてしまいます。

特に夏は扉を開けっぱなしにしていると庫内の温度がすぐに高くなり、冷蔵庫の温度調節機能に負担がかかりやすくなります。

扉の開閉回数を少なくする、開ける際には素早くものを取り出すといった、少しの工夫でも冷蔵庫内の冷たい空気を保ちやすくなるため、電気代の節約につながるでしょう。

【照明編】夏の電気代を節約する方法

【照明編】夏の電気代を節約する方法

日常生活において常時稼働し続けていることが多い照明ですが、使い方を工夫することで節約につながります。ここからは、夏における照明の電気代を節約する方法をご紹介します。

照明の傘をこまめに掃除する

冷電気代を節約するうえでは、照明の傘をこまめに掃除することも必要です。照明の傘にホコリやゴミが付着したままだと、同じ明度でも汚れによって暗く感じる傾向にあります。

場合によっては照明器具に負担がかかることで劣化を早めてしまう場合もあるため、定期的に掃除することで無駄な電気代を節約しやすくなります。

人感・明暗センサーを活用する

外出が多い場合には、人感や明暗センサーなどの機能を活用してみましょう。

人感センサーは人の出入りを感知することで照明が自動点灯し、明暗センサーは周囲が暗くなると照明が点灯する機能です。照明がつけっぱなしにならないため節約につながるうえ、夜間の防犯にも役立ちます。

LED電球を使用する

普段使っている照明の電球をLED電球に交換するのも、夏の電気代の節約に効果的です。環境省によると、電球形LEDランプを使用した場合の年間消費電力量は、一般電球に比べて約86%もの節約になるとされています。

また、LEDランプは一般電球に比べて寿命が長い傾向にあるため、夏の電気代の節約だけでなく電球交換の手間や費用の削減にもつながります。

出典:デコ活 ウェブサイト(https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/ledlight01.html)

夏の電気代を節約する際の注意点

夏の電気代を節約する際の注意点

夏の電気代を節約する方法はさまざまですが、実際に節約を始める際には注意すべきこともあります。ここからは、夏の電気代を節約する際の注意点について解説します。健康で快適に夏を過ごすためにも、しっかりチェックしておきましょう。

温度調節は無理のない範囲で行う

夏の電気代を節約するうえで重要なエアコンですが、温度調節は無理のない範囲で行いましょう。

気温が高い夏には、室内でも熱中症になることがあります。そのため、節約のためと暑さを我慢せずに、体調に気を付けながら適宜エアコンの温度を下げるようにしてください。

部屋の冷やしすぎにも注意する

暑い夏には部屋をキンキンに冷やしたくなるかもしれませんが、部屋の冷やしすぎにも注意が必要です。冷房が効いている部屋で長時間過ごしていると、屋外との温度差によってだるさを感じたり、体調を崩してしまったりする場合があります。

冷房は26〜28度を目安に設定し、外気温の高さや体調に合わせて調節するようにしましょう。

暑い夏を無理なく快適に過ごすコツ

暑い夏を無理なく快適に過ごすコツ

エアコンや扇風機などの冷房家電を使う方法以外にも、身近なものや日常生活でできる工夫を取り入れるだけで、電気代を節約しながら夏を涼しく過ごせるようになります。

ここからは、冷房家電を使わない方法で、暑い夏を無理なく快適に過ごすコツをご紹介します。

通気性のよい薄着で過ごす

通気性の高い服であれば、体温や服の中の湿気を外へ逃がせるため、汗をかいたときでも心地よく着用できます。他にも、冷感素材の服を着用することでより涼しく過ごせるでしょう。

保冷剤や冷感タオルなどを首に巻く

保冷剤や冷感タオルなどを首に巻けば、電気代を節約しながら暑さ対策ができます。首を冷やすことで効率的に体温を下げられることから、暑い夏も快適に過ごせるでしょう。

ハッカ風呂でバスタイムを涼しくする

夏のバスタイムでは、熱いお湯に入るのが億劫になることもあるでしょう。そんなときには「ハッカ風呂」に入ることで、暑い日でも心地よくお風呂に入れます。

溜めたお湯にハッカオイルを2〜3滴垂らすだけで心地よい清涼感を得られるため、スッキリしながらバスタイムを楽しめるのが魅力です。

玄関やベランダに打ち水をする

夏の朝や夕方に、玄関やベランダに打ち水をするだけでも涼しく過ごしやすくなります。打ち水をすることで、水が蒸発するときに地面の熱を奪う「気化熱」によって体感気温を下げる効果があります。

まとめ:電気代を節約しながら暑い夏を快適に過ごそう!

まとめ:電気代を節約しながら暑い夏を快適に過ごそう!

電気代がかさみやすい夏ですが、本記事でご紹介した方法をはじめ、日常生活にひと工夫加えるだけでも電気代を節約につなげられます。ぜひ無理のない範囲で、夏の電気代の節約にチャレンジしてみてください。

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