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畳の部屋をおしゃれな空間に変身!| 人気のインテリア実例やコーディネート方法をご紹介

畳の部屋をおしゃれな空間に変身!| 人気のインテリア実例やコーディネート方法をご紹介

畳の部屋をおしゃれな空間に模様替えし、心地よい暮らしを手に入れませんか?インテリアのコツをつかむと、誰でも畳の和室を理想のスタイルにコーディネートできます。人気の和風スタイルの特長やおすすめアイテムを実例でご紹介するので、畳の部屋のコーディネートにお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

畳の部屋のインテリアコーディネートでやりがちな失敗

畳の部屋のインテリアコーディネートでやりがちな失敗

インテリアで大切なことのひとつが「調和」です。内装に使われている物が空間とマッチしていなければ違和感が生まれ、「イメージと違う」「おしゃれにならない」といった結果を招きかねません。

ここでは、畳の部屋のインテリアコーディネートで起こりがちな失敗をご紹介します。失敗を避けるためにも、まずは事前に確認しておきましょう。

 

無理に洋風化しようとする

インテリアは文化や環境の中で培われたものが反映されるため、和風には和風の、洋風には洋風のよさがあります。両者をミックスさせるインテリアもありますが、無計画に組み合わせると調和しないことが多いので注意しましょう。

和室は元来、自然素材の持ち味を活かしたシンプルさを基本としています。一方の西洋では、いかに手を加えて美しくするかに美意識があったといわれています。

そのため無理に洋風化しようとして、シンプルな空間に洋風の装飾的なカーテンをつけると窓まわりだけが悪目立ちし、落ち着かない空間になってしまうでしょう。

色・柄・物が多すぎて雑然とした印象を与える

畳の部屋にたくさんの色や柄を取り入れたり物を配置しすぎたりすると、統一感のない散らかった空間に見えるので注意が必要です。

そもそも、伝統的な畳の部屋はシンプルな設計です。足りないことを「不十分」ではなく「必要」と考え、茶室に代表されるように「余白」を作ることに美意識を感じていました。

シンプルだからこそ、木材や珪藻土といった自然素材の魅力が引き立ち、畳の部屋にいると落ち着きを感じます。

そのような空間にカラフルな色や派手な柄、たくさんのアイテムを持ち込むと不協和音が生じ、畳の部屋の魅力が台無しになってしまう可能性があります。

部屋と家具の質感や雰囲気がマッチしていない

インテリアコーディネートでは、色や形といったデザインばかりに目が行きがちですが、質感や雰囲気も大切で、あまりに違いすぎるとしっくりこない空間になる場合があります。

例えば、古民家の畳の部屋は古さが持ち味となるため、ヴィンテージの家具やレトロな小物がぴったりです。しかし、都会的なデザインの新品のテーブルや光沢のあるカーテンを配置すると、質感や雰囲気が違いすぎておしゃれとは程遠い仕上がりになる可能性があります。

もちろん、質感の異なるアイテムをアクセントとして加える方法もありますが、バランスを考えて工夫しなくてはなりません。

古風な空間に意図して複数のモダンデザインを入れるとおしゃれに見えることがありますが、何も考えずにひとつだけ新品の家具を置くと違和感のもととなるでしょう。

畳の部屋をおしゃれにコーディネートするコツ

畳の部屋をおしゃれにコーディネートするコツ

理想のおしゃれなインテリアを完成させるポイントは、最初にインテリアのスタイルを決めてゴールをイメージすることです。

スタイルとは北欧風や西海岸テイストといったテーマのことで、最初に決めておくとしっくりくるアイテムやデザインがわかり、統一感のある空間に近づきます。

畳の部屋に似合うおしゃれなスタイルは複数あり、スタイルによって配置すべきアイテムは変わりますが、コーディネートのコツは共通です。下記の5つのコツを意識してコーディネートし、おしゃれな畳の部屋を目指しましょう。

 

シンプルさを基本とする

畳の部屋のデザインの基本は、シンプルであることです。空間に取り入れる色や柄を絞って物を少なくし、畳や柱、壁といった部屋にある物の本来の美しさを活かしましょう。

配色もシンプルに考え、畳や竹、石、漆喰などを彷彿とさせる素朴なアースカラーをメインにすると、スッキリとしておしゃれにまとまります。アースカラーの例としては、ベージュや白、グレー、緑などです。

テイストにもよりますが、どちらかというと原色よりも落ち着いた色が畳の部屋には似合います。

 

余白を意識する

家具や小物のレイアウトを考えるときは、空間にぎっしり敷き詰めるのではなく、余白ができるように意識しましょう。

余白があることで部屋全体が調和し、自然素材の美しさを引き立てておしゃれな空間に見えます。余白は畳の部屋にとって重要なデザインの一部といえるでしょう。

 

自然素材を取り入れる

畳の部屋は、い草や木材といった自然素材でできているため、家具や小物も自然素材の物にするとしっくりきます。例えば、木製のテーブルやラタンの椅子、和紙の照明などです。

異素材を取り入れてインテリアにメリハリをつける方法もありますが、畳の部屋のメインは自然素材とした方がよいでしょう。

低い家具で統一する

畳の部屋では基本的に床座で過ごすため、背の低いタイプの家具を選びましょう。座ったときに目線が低くなるため、背の高い棚を置くと圧迫感が出やすくなります。畳の上でくつろげるように、なるべく低い家具を配置するのがおすすめです。

多灯照明にする

多灯照明とは、天井照明や床のフロアライト、壁のウォールライトなど、複数の照明を組み合わせることです。一室一灯照明に比べて、明るさや光の向きなどをコントロールしやすく、空間に陰影が生まれることでおしゃれな部屋に近づきます。

例えば、畳の部屋の照明を天井の一灯に頼ると、部屋全体を照らそうとして必要以上に明るくなりがちです。

多灯照明の場合、フロアライトはほんのりした光にして本を読む場所には明るいスタンドライトを置くと、必要に応じて照明の種類を調整できるため心地よい空間を作れます。

畳の部屋のおしゃれな実例【和モダンインテリア】

畳の部屋のおしゃれな実例【和モダンインテリア】

ここからは、畳の部屋のおしゃれな実例として人気の3スタイルをご紹介していきます。実例を通して、各スタイルの特長をつかみましょう。最初にご紹介するのは、定番人気の「和モダンインテリア」の実例です。

スタイルの特長

和モダンインテリアは、日本の伝統的な要素に現代的な要素をミックスした人気のスタイルです。日本の美意識に、直線的なデザインの機能的アイテムを掛け合わせて、畳の部屋をおしゃれで洗練された空間にします。

和モダンインテリアの特長

● 自然素材で温もりを感じさせると同時にスタイリッシュさもある
● 無駄のないシンプルさが美しい
● 障子やのれんなど和のアイテムが含まれる
● 使い勝手がよく現代の暮らしにも馴染む

おすすめアイテム

自宅の畳の部屋をおしゃれな和モダンインテリアにするなら、次のようなアイテムを取り入れてみましょう。

自然素材のシンプルな家具

自然素材のシンプルな家具

和モダンインテリアに似合うのは、木や竹といった自然素材の家具です。素材のよさを活かしたシンプルなデザインがおすすめです。色や柄が少ないからこそ、木目や質感にこだわって家具を選ぶとインテリアの満足度が高まります。

和紙のフロアライト

和紙のフロアライト

和紙のフロアライトは、和モダンインテリアの畳の部屋をおしゃれで落ち着いた雰囲気にするのにぴったりです。

和紙は光を通すため、やわらかく温もりのある光が畳の部屋全体にやさしく広がります。儚げな光が家具に反射して美しい印影を作り、洗練されたリラックス空間になるでしょう。

モダンなのれん

モダンなのれん

のれんは畳の部屋でよく使われる人気アイテムのひとつで、空間を緩やかに仕切ったりカーテンのように目隠しをしたり、日差しを和らげたりする役割があります。

日本で古くから活用されていますが、シンプルでモダンなデザインもあり、おしゃれな和モダンインテリアにぴったりです。

和モダンインテリアにマッチする、おしゃれで機能的なのれんをお探しなら〈エコクール®〉はいかがでしょうか?

生地は光沢のない太糸で仕上げ、シンプルかつ落ち着いた印象を与えます。独自素材〈スペースマスター®〉UV糸の一部使用により、遮熱効果とUV効果を期待できるため、夏の暑さ対策にも便利です。サイズ調節は簡単で、ハサミで切って長さを変えられます。

シックなすだれ

シックなすだれ

すだれは、伝統的な日除けグッズです。窓や軒先に吊るすと、遮光しながら通気性を確保できます。

見た目が涼しげで趣があり、夏の風物詩として季節感を楽しめるのもメリットです。スタイリッシュなすだれを選ぶと、和モダンインテリアにも合うでしょう。

畳の部屋を快適でおしゃれな和モダンインテリアにしたいなら、こちらの「おしゃれで高級感のある遮熱すだれ」がおすすめです。

2種類のパイプ配置と独特の上質な光沢のある素材によって、シックでモダンなすだれとなっています。色はブラウン・スモークレッド・シルバー・グリーン・ブルーから選べるので、畳の部屋の配色に合わせてコーディネートできるのがメリットです。

機能性も高く、パイプにアルミを練り込んで高い遮熱性やUVカット率を実現しています。エアコンの効きをサポートして効果的な夏の暑さ対策となり、暑い日でもおしゃれな畳の部屋で快適に過ごせるでしょう。

畳の部屋のおしゃれな実例【ジャパンディインテリア】

畳の部屋のおしゃれな実例【ジャパンディインテリア】

ジャパンディ(Japandi)とは、Japanese(日本の)とScandinavian(北欧の)を合わせた人気スタイルです。日本らしい温もりの中に北欧の洗練されたエッセンスを加えたおしゃれなスタイルとして海外で火が付き、インテリアのジャンルとして定着しつつあります。

スタイルの特長

ジャパンディスタイルは和モダンインテリアと似ていますが、和モダンはベースを「和」としてモダン要素を加えるのに対し、ジャパンディは「北欧」ベースに「和」の要素をプラスします。

基本的には「北欧」のアイテムが多くなり、おしゃれで洗練された印象に仕上がるのが特長です。

ジャパンディインテリアの特長

● 温もりと高級感のあるミニマルデザインで構成される
● アイボリーや淡いグレーなどのニュアンスカラーを使う
● 自然との調和を意識して空間を作る
● 物が少なく家具やレイアウトが機能的で使いやすい

おすすめアイテム

おしゃれなジャパンディスタイルの畳の部屋を目指すなら、以下のようなアイテムを参考にしてみましょう。

北欧モダンスタイルの家具

北欧モダンスタイルの家具

ジャパンディスタイルの畳の部屋で揃えたいのは、自然素材を使ったミニマルで機能的な北欧モダンの家具です。北欧には、職人の高度な技術と細部へのこだわりによって美しさと機能性を兼ね備えた家具が多く、おしゃれで心地よい大人の空間を演出できます。

ナチュラル感のあるプフ

ナチュラル感のあるプフ

プフとは、モロッコ発祥の大きなクッションのことです。スツール・足置き・テーブルなどさまざまな用途があり、部屋をカジュアルでくつろげる雰囲気に調整できます。

空間のおしゃれなアクセントにぴったりで、北欧インテリアに個性をプラスしたいときによく使われるアイテムです。

もちろん、ジャパンディインテリアの畳の部屋にもおすすめで、洗練された雰囲気にカジュアルな要素をプラスし、おしゃれでくつろげる空間にしてくれます。

ジャパンディインテリアに合わせるなら、ニュアンスカラーで柄のない大人っぽいデザインのプフがおすすめです。

モダンなオブジェ

モダンなオブジェ

ジャパンディインテリアは基本的にはシンプルですが、全く装飾がないわけではなく、モダンで個性的なオブジェを飾って楽しめます。シンプルだからこそ一つひとつにこだわり、「余白」を意識しておしゃれに配置しましょう。

大×小の観葉植物

大×小の観葉植物

おしゃれでこなれ感のあるインテリアを目指すなら、大・小の植物を組み合わせてレイアウトしましょう。

ジャパンディスタイルでは自然とのつながりを大事にするため、観葉植物を飾ります。サイズの異なる鉢の植物を選ぶことで畳の部屋にメリハリが生まれ、さりげなく個性を表現できるでしょう。

畳の部屋のおしゃれな実例【古民家カフェ風インテリア】

畳の部屋のおしゃれな実例【古民家カフェ風インテリア】

懐かしさを感じさせるレトロな古民家カフェ風インテリアは、古い畳の部屋にぴったりな人気スタイルです。古さを味と捉えて再利用することを基本とし、個性的なおしゃれさを発揮するエコフレンドリーなスタイルとして注目されています。

スタイルの特長

畳部屋のよさを活かし、自然素材を使ってシンプルに仕上げる点は他のスタイルと共通ですが、和モダンやジャパンディと明確に違うのは「重厚感」や「懐かしさ」があることです。歴史を積み重ねたアイテムを使うため、風格があり配色も全く異なります。

古民家カフェ風インテリアの特長

● 伝統や歴史を感じさせるもので構成し、風情や独特の味わいがある
● ダークブラウンや黒など暗い色を使い、重厚感と落ち着きがある
● 自然光や風を多く取り入れ、外と中がゆるくつながる
● 物は多すぎず、シンプルで生活しやすいレイアウトである

おすすめアイテム

下記のおすすめのアイテムをヒントに、畳のある部屋をおしゃれな古民家カフェ風インテリアにしてみましょう。

味のあるヴィンテージ家具

味のあるヴィンテージ家具

古民家カフェ風インテリアに似合うのは、経年変化を遂げたおしゃれで味のあるヴィンテージ家具です。

築年数の長い家屋と相性がよく、時間が経ったことで生まれる風合いが独特の個性となります。使い込むうちにさらに味わいが増し、大切に手入れをしながら長く楽しめるのも魅力です。

レトロなペンダントライト

レトロなペンダントライト

古民家カフェ風インテリアに合う照明は、アイアンやガラス、ホーローなどを使ったレトロでおしゃれなペンダントライトです。

素材を活かしたシンプルな照明にすると、畳の空間のおしゃれなアクセントになります。光の色は、青白い昼光色ではなく、オレンジ色などのレトロな電球がおすすめです。

ノスタルジックなオブジェ

ノスタルジックなオブジェ

年代物の古時計やレトロな柄の花瓶といったアイテムは、古民家カフェ風インテリアの独特の雰囲気にぴったりです。

趣ある佇まいが古きよき世界観を盛り上げ、懐かしくて落ち着く気分にさせてくれるでしょう。思い出の品をおしゃれにディスプレイするのもおすすめです。

独特の風合いが美しいドライフラワー

独特の風合いが美しいドライフラワー

乾燥によって独特の風合いが生まれるドライフラワーは、古民家カフェ風インテリアでの暮らしを盛り上げてくれるアイテムです。

ドライフラワーは時間の経過とともに風情のある美しさが増すため、おしゃれに飾りながら風合いの変化も楽しめます。リースやブーケなど、自由にアレンジして壁や棚に飾ってみましょう。

まとめ:コツを押さえておしゃれで居心地のよい畳の部屋にしよう

まとめ:コツを押さえておしゃれで居心地のよい畳の部屋にしよう

畳の部屋は、コツを押さえると理想のおしゃれな空間になります。まずは、今回の実例やSNSなどで見られる実例をチェックし、自分が目指すスタイルのイメージを固めることから始めるのがおすすめです。

記事を参考に、畳の部屋をおしゃれで心地よいお気に入りの空間にしましょう。

今回紹介したアイテム

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