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カーペットに潜むダニを退治しよう!| 家庭でもできる対策や手入れ方法をご紹介

カーペットに潜むダニを退治しよう!| 家庭でもできる対策や手入れ方法をご紹介

部屋のダニはあっという間に繁殖するからこそ、対策が必要です。特に多いといわれている「カーペット」に潜むダニは、どのように退治すればよいのでしょうか?

今回は、家庭でも簡単に取り組めるカーペットのダニ対策をご紹介します。ダニ対策の基本から具体的な方法まで解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

カーペットにダニが多いって本当?

カーペットにダニが多いって本当?

「カーペットやラグにはダニが多い」と考える方は多いのではないでしょうか?というのも、カーペットはダニの繁殖条件が揃いやすい場所だからです。果たして本当にカーペットはダニが多い場所なのでしょうか?

カーペットだけがダニの温床というわけではない

繁殖条件が揃うとダニ発生の可能性が高まりますが、これはカーペットだけではなく寝具にもいえることです。仮に床材をカーペットから木材に変えて対策をとっても、寝具など他のところでダニが発生する可能性があるということを押さえておきましょう。

また、カーペットは、ホコリやハウスダストを奥へ引き込んで空気中で舞い上がらないようにし、室内を衛生的に保つ役目を担っています。

カーペットをダニの発生原因と考えて部屋から排除するのではなく、ダニが繁殖する条件を理解して退治や予防などの対策を行いながら、上手に活用した方がよいといえるでしょう。



ダニにとって快適な条件が揃うとカーペットで繁殖する

ダニは下記のような環境を好み、条件が揃うとカーペットで繁殖する可能性があります。

ダニが繁殖する条件

● 暖かい温度(20〜30℃)
● 高い湿度(65〜80%)
● 暗い場所
● 皮膚や髪の毛、ホコリなどのエサ

ダニが好むのは、暖かくてジメジメとした湿度が高い環境で、ホコリなどのエサがある場所です。つまり、手入れのされていないカーペットではダニが繁殖しやすくなるといえるでしょう。

ただし、カーペットだけではなく、風通しが悪くて清潔でない場所であればどこでも増殖する可能性があります。

カーペットのダニ対策の基本

カーペットのダニ対策の基本

具体的な方法を試す前に、ダニ対策の基本を押さえておきましょう。

 

ダニが死滅する条件を知る

ダニを死滅させるには、約50℃以上の熱を加える必要があるとされています。したがって、そこまで温度が上がらない天日干しでダニを退治するのは困難です。

また、残念ながら掃除機での掃除や洗濯をしてもダニは死滅しません。ダニは繊維の奥深くに潜り込み、カギ状の爪でしがみついて離れないためです。

 

ダニ対策には【退治】と【予防】がある

ダニ対策は、ダニを駆除する「退治」とダニの発生を防ぐ「予防」の2種類に分類できます。効果的なダニ対策を行うには、退治と予防を区別してそれぞれ行うことが大切です。

 

生きているダニを退治する

「ダニ退治」とは、生きているダニを駆除して部屋からなくすことです。約50℃以上の熱を加えて死滅させたり、ダニ用殺虫剤で駆除したりする方法があります。カーペットに潜む全てのダニを一気に退治できればよいですが、実際はそう簡単ではありません。

ダニはカーペットだけでなく部屋のあらゆる場所にいるため、全ての部屋を50℃以上に設定して退治するのは現実的ではありません。また、仮にカーペットにいるダニをある程度退治できたとしても、放っておくと再び繁殖します。

したがって、カーペットのダニ対策としてダニ退治だけに取り組むよりも、予防を組み合わせた対応が大切です。

 

ダニの発生やダニによる被害を予防する

「ダニ予防」とは、ダニが嫌う環境を作り出して繁殖を抑止したり、ダニによる被害が起きないようにしたりすることです。

例えば「乾燥させる」「清潔にしてダニのエサをなくす」など、ダニが繁殖する条件をひとつずつ潰していくとダニの繁殖抑制を期待できます。また、ハウスダストの原因物質となる可能性のあるダニの死骸やフンを掃除で取り除くと、被害の予防につながるでしょう。

家庭でできる!カーペットの【ダニ退治】

家庭でできる!カーペットの【ダニ退治】

ここからは、カーペットの具体的なダニ対策について解説していきます。まずは、家庭で取り組めるダニ退治方法です。身近なアイテムを活用した2つの退治方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

方法@布団乾燥機を使う

布団乾燥機は、天日干しするよりも高温になるため、ダニ退治にぴったりです。また、そもそも日光はカーペットの生地を傷める可能性があるため、天日干しはおすすめできません。

まずは、カーペットに掃除機をかけて汚れを除去しましょう。続いて、自宅の布団乾燥機の使い方に従って運転します。ダニ退治モードに対応している布団乾燥機であれば、活用しましょう。

最後にしっかりと換気して湿気を取り除き、再びカーペットに掃除機をかけてダニの死骸を吸引すれば退治完了です。

方法Aスチームアイロンを使う

スチームアイロンは高熱の蒸気がカーペットの繊維の奧へ届くため、ダニ退治につながります。また、ドライアイロンに比べて、カーペット表面へのダメージを抑えられるのもメリットです。

ダニ退治の方法は簡単で、アイロンをゆっくりと動かしてスチームをあてます。このとき、アイロンをカーペットに押し付けず、少し浮かせながら行うのがポイントです。終わったらカーペットを乾燥させて、掃除機をかければダニ退治完了となります。

ただしこの退治方法は、洗濯表示に乾燥機禁止やアイロン禁止のマークがあるカーペットには使えません。スチームアイロンは高温の蒸気を発生させるため、カーペットの種類によっては、生地が傷んだりカーペットに使われている接着剤が溶けたりする可能性があるためです。 スチームアイロンを使ってダニ退治をする際は、ご自宅のカーペットの生地を確認してからにしましょう。

家庭でできる!カーペットの【ダニ予防】

家庭でできる!カーペットの【ダニ予防】

ダニ退治に続いて、家庭で対応できるカーペットの「ダニ予防」をご紹介します。

方法@掃除機をかける

掃除機がけは、カーペットのダニ退治としては不十分ですが「ダニ予防」には効果的です。掃除機でダニのエサとなるホコリや髪の毛を吸引してカーペットのお手入れをすると、ダニの繁殖抑制に役立ちます。

また、ダニの死骸やフンを吸引し、カーペットを清潔な状態にすることで、ハウスダストの原因物質の除去にもつながるでしょう。

なお、掃除機をかけるときはヘッドを早く動かすと十分に吸引できないため、ゆっくりと丁寧に動かしましょう。

方法A部屋を換気する

部屋を換気して湿度が下がると、ダニが過ごしにくくなって発生予防につながります。晴れた日はこまめに換気し、部屋の風通しをよくしましょう。梅雨で窓を開けられない時期は、エアコンのドライ機能を活用して湿度を下げることをおすすめします。

方法Bチリダニを捕獲する

部屋にはさまざまな種類のダニが潜んでいますが、チリダニを捕獲することで人を刺すダニの発生予防につながるでしょう。実はダニといっても種類はさまざまで、人を刺すダニもいればそうでないダニもいます。

部屋に潜むダニの例

● ツメダニ:
人を刺し、かゆみを与えることがあるダニ。エサとして他のダニを食べる。
● チリダニ:
人を刺さない小さなダニ。エサとしてホコリやあかなどを食べる。

チリダニは人を刺さないものの、ハウスダストの原因となる可能性があるダニです。そしてツメダニのエサとなるため、チリダニを捕獲することでツメダニの繁殖を抑え、ダニ被害のリスクを軽減できます。

簡単便利!ダニ駆除グッズの上手な使い方

肉眼での確認が困難なチリダニを簡単に捕獲したいなら、ダニ捕獲シート〈ダニトリーゼ™〉がおすすめです。

誘引香料がダニをおびき寄せ、5層構造のシートが動くダニを捕獲します。1枚で捕獲する数は、なんと最大392,832匹※。生きたダニだけでなく、死骸やフンも絡め取ります。

使い方は簡単で、カーペットの下に挟むだけです。もちろん、布団の下やソファの隙間、靴棚の中など、カーペット以外の場所でも使用できます。化学性殺虫成分は使用していないので、子供部屋やペットクッションのダニ対策にもおすすめです。

※ダニ捕獲数の測定機関:株式会社ビオスタ(インテリアファブリックス性能評価協議会指定の試験機関)
※ダニ捕獲数は使用環境により効果は異なります。

まとめ:カーペットはダニ退治×予防で効果的に対策をしよう

まとめ:カーペットはダニ退治×予防で効果的に対策をしよう

ダニはカーペットに限らず、部屋のあらゆる場所に潜んでおり、一度発生すると簡単に増殖してしまいます。

特に、高温多湿の季節や繁殖シーズンには、爆発的に増殖する可能性が高いです。そのような状況になってからダニ対策をすると大変なので、日頃から予防を行う必要があります。

ダニ対策は、ダニ退治とダニ予防を区別した上で両方を行うことが大切ですが、ダニを完全に退治するのは難しいため、カーペットの手入れをするなど「予防中心の対策」がおすすめです。今回の内容を参考にして、カーペットの効果的なダニ対策を実施しましょう。

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